山形県15市町村と9地域団体の担当者が参加!企業支援機関向けセミナー開催
2016年6月、行政および地域経済団体の雇用対策担当者、移住対策担当者の皆さんを対象にしたセミナー『若者がUターンして地元中小企業で働きたいとなるためのセミナー&ワークショップ』を村山、庄内、置賜の3箇所にて開催しました。<開催概要はこちら>
県外(主に首都圏)で活躍し山形に帰ってきたいと思っている人々が、実際に山形県内への転職を実現するには、「企業に対する雇用対策」と「人材に向けた移住対策」の両輪が力を合わせる必要があるとキャリアクリエイトでは考えており、今回のセミナーでは雇用対策担当者と移住対策担当者の皆さんの情報交換の場としての活用も意図して実施しました。
集まったのはなんと15市町村の職員の方々と、山形県や関係する商工会等の団体に所属する皆さん延べ47人。
山形県の市町村数は35ありますので、半分近くの地域の方々にご参加いただきました。
各地域の中小企業が抱えている雇用・採用の課題の整理や、UIターンを検討している人々がどんな悩みを抱えているのかについて、キャリアクリエイトが持っている情報や考え方を参考にしていただきながら、模造紙や付箋を使って参加者同士で積極的に情報交換をしていただきました。
参加者の方々からはこんな感想をいただきました。
「仕事、移住の両面から考えることができて大変参考になりました」
「事業所、Uターン希望者、それぞれの課題を同時に学べた」
「政策間連携の施策が求められているので立案に生かしていきたい」
「移住定住担当者以外の方と会って話すことができた。Uターンと雇用がこんなに密接だとは・・・」
「たくさんの仲間に出会えました」
地方創生の掛け声のもと、UIJターン移住促進に関する施策や助成は様々な地域や団体が実施しています。
一方で、人口減少を背景とした中小企業の人材確保も大きな課題となっており、地域の雇用確保への支援も強化されています。
切ってもきれない「生活と仕事」ですが、現段階では「移住は移住」「雇用は雇用」と別々に動いているのが実態です。さらに各地域や団体それぞれが思い思いにバラバラで実施しています。それぞれ懸命に知恵を出し汗をかいて実行しているのですが、「移住と雇用」「地域間」で一緒に連携しなければ、なかなか大きな効果を発揮するのが難しいというのが私たちの考えです。
今回のようなセミナーをきっかけにして、地域間連携、団体間のネットワークが、より一層強く太いものになっていければ、より効果的な施策が生まれてくるのではないかと思っています。
また機会を作って、こうした新しい取り組みに挑戦していきたいと考えています。
セミナーの休憩時間や終了後も相互で意見交換を重ねる姿が会場内あちこちで見られました。
本セミナーは経済産業省・東北経済産業局委託平成28年度「東北地域中小企業・小規模事業者人材確保支援等事業」の一環として開催いたしました。