転職支援事例『自分の気持ちの持ち方・考え方で転職は成功だったと言えるようにできる』
人材コンサルタントの原田幸雄です。
今回ご紹介するのは、私の大学時代の友人からご紹介していただいたBさん。
最初は県外で働き、地元に戻り大きな会社の開発職として長く仕事をしてきて、ご縁があって小さな職場に転職するもののわずか半年で退職してしまった方でした。
ドンピシャな求人案件はあったのですが、残念ながら遠方のため応募に至りませんでした。
そのうち、Bさんから「ハローワークで、開発職の求人を見つけました。この会社のことを知っていたら教えてください」とのお電話をいただいたのです。
事業意欲旺盛な社長なのでどうしてもワンマン気味なこと。離職者も決して少なくないこと。でも、そういう環境でもいきいき働いている方もいることを情報提供し、「自分が社長を合いそうかどうかをよく観察してきてください」とアドバイスを差し上げました。
その後、無事転職が決まり、メッセージを頂きました。
************************************
今年は私にとって激動の一年で、「働き方」を今までになく考えた年になりました。
ここ2~3年、前々職はかなり忙しい状況でやりがいはありましたが、今考えると心のバランスを崩していたと思います。なんとかしなければと思っていたときに、知人の紹介で転職しました。以前より挑戦してみたかった仕事で初めはこなせるかどうか不安もありましたが求められた仕事はできたと思っています。ただ、経営者の方針と食い違いがあり長くは働けないとの判断にいたり、半年で退職することになりました。
1年の間に2回も職を変え、他の方から見ればあり得ないと思われるかもしれませんが、どちらの仕事も自分に出来ることはしたと思っているので後悔はありません。自分を大事にしようと思った結果だと思っています。
ただ、心のバランスを崩したのは、働き方に対する考え方に無理があったからなのではないかと思います。この反省をふまえ、これからはもっと色々な考え方が出来るのではないかと思います。
転職を通して今年は沢山の色々な人と出会うことが出来ました。あまりにも激動だったので深くは関われなかったことは残念な事でしたが、様々な学びをいただけありがたいことだったと思います。
正直、今回の転職がまだ成功かどうかは解りませんが、これからの自分の気持ちの持ち方や考え方で転職したことは成功だったと言えるようにできると今は思っています。
その気持ちを持って頑張りたいと思っています。
************************************
ご本人も書いておられますが、この時点で成功かどうかは誰にも分かりません。
「合格し、お世話になることにしました」とお電話頂いたときに、私のほうからは「想定外のことがドンドン起きるはずです。その時は、ほら来た!くらいの気持ちで受け止めてください」と返しました。
何年か後に本当の意味での成功物語を書いてもらいたいと思います。