第4回サクラマスカレッジ “未来をつくる「人事」力UP講座”を開催しました
こんにちは。キャリアクリエイトの原田です。
5月22日(金)、第4回サクラマスカレッジ “未来をつくる「人事力」UP講座”を開催しました。
これは弊社が運営する『サクラマスプロジェクト』の一環として行われたものです。
企業の人事・採用力向上を目指す学びの場を提供するとともに、担当者同士の情報交換や横のつながりを作ることを目的に、㈱キャリアクリエイトと㈱人材研究所が共同で企画しました。
講師は第1回、第2回、第3回に続き人材研究所の安藤健氏。
前回に引き続き、Zoomを使ってのセミナーとなりました。
リアルなセミナーの良さもありますが、オンラインだからのメリットもありますね。
知識教育を中心としたセミナーはオンラインのほうが、講師の話を集中して聞くことができ、資料も見えやすいので、オンラインのほうが勝っている部分もあるように感じます。
今回は、17社20名の方が参加してくださいました。
さて、セミナー内容です。
冒頭の15分は「戦略人事」についての説明。
人は、ついつい細部に目が行きがちですが、まずは全体を見ることが大事です。
今回のセミナーの内容全体を俯瞰するのが「戦略人事」という言葉。
戦略人事とは、理想のポートフォリオを実現するための「人材フロー」を考えること!
これを6つの人事機能に一貫性をもたせて運用していくことがまさに戦略人事。
最終回である第4回講座では6つの機能のうち「評価制度」と「報酬制度」を取り上げていただきました。
具体的には、次の4つ。
パート1『何のための評価報酬制度か』
パート2『よい評価制度とは』
パート3『報酬水準をきめる等級(グレード)の考え方』
パート4『人件費を戦略的に配分するための報酬制度』
人事制度はなんのためあるの?
その中で、私がなるほどと思ったエッセンスを1つだけご紹介します。
評価制度について。
大事なことはいろいろありますが、中でも3つがポイント!
1.公平感
2.目標・責任としての明確さ
3.報酬・昇格との連動
その上で、「何を」「どのように」「誰が」評するかを設計していくことが大事だと講師の安藤氏は力説します。
また、評価制度がうまくいくかは、運用。設計2割、運用8割とおっしゃってました。
自分の経験に照らしてもまったく共感するところです。
評価制度にも流行り廃りがありますね。
どんな制度を採用するか?これは本当に悩むところです。
その組織の仕事内容、経営者の考え、組織の発達段階、そして外部環境などを考え合わせて、選択していく必要があるようです。
評価制度には万能薬はないということです。
評価制度もさることながら、報酬制度も悩ましいですね。
すべての経営者が悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。(私もその一人です)
安藤氏の話によるとここにも3つの大切なポイントがあるといいます。
1.決めるのは絶対額か、昇給額か?
2.等級と連動して決めるべきこと
3.基本給、諸手当、そして賞与の割合
今回全4回講座で学んだことは、人事の基本知識です。
人材研究所代表の曽和利光氏の『人事と採用のセオリー』をベースに詳細を学習しました。