11月18日に自己分析セミナーを開催しました
キャリアコンサルタントの原田幸雄です。
さる11月18日(土)に山形で働きたい4人の学生を対象に自己分析セミナーを開催しました。
女性が3名、男性が1名。大学院生が2名、大学生2名。県外在住者が3名、県内在住者が1名。と、いった内訳です。
チェック・インでは、受けてみようと思ったこころの動きを確認してスタート。
「自分史シート」というワークシートを使って、自己分析を進めていくのですが、今回はものすごい量を書き出した学生さんが現れました。
通常ですと、40〜60個位、キーワードを書き出してもらうのですが、なんと130個も書き出した方が現れました。
頭の硬い人は、「こんなこと書いて良いのかしらん?」と思って、なかなか筆が進みません。思い浮かんだことを、そのまま言葉にして書き出してみよう、というのは一見簡単なことですが、実は、頭が柔らかくないとなかなかできるものではないのです。
いつもの通り、第2ステップではキーワードを具体化して、第3ステップではその出来事の意味づけを考えてもらいました。
この意味付けこそが、体験から得られた内的キャリアなのです。
90分位は自分について内省することに費やしました。後半は、言葉にして人に伝えてみることを行いました。人に伝えるプロセスを通じて、新たな気づきを探っていくのが狙いです。
10時からスタートしたセミナーもこの頃になると12時をまわりました。4人の受講者の表情も明るく、声もハキハキしています。
気づきが大きな証拠です。
終了後にメールで感想を送ってくれるようにお願いしました。
以下のような感想を頂戴しました。
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これまでなかなか進まなかった自己分析も、適切なやり方を教えていただくことで、楽しくスムーズに取り組むことができました。自己分析は個人で完成させるものというイメージを持っていましたが、今回のグループワークを通して、自己分析をより深めるためには他者の存在が必要不可欠であるということに気が付きました。他人に自分の情報を発信することで、新たな気づきを得られ、自分自身をまた違った角度から見つめ直すことができたからです。
これから就活を進めていく中で、様々な人・企業さんと交流する機会が増えると思うので、自己開示・内省を繰り返し行いながら、自己分析をブラッシュアップさせていきたいです。
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セミナーの振り返りとして、まず私は自己分析する際に、過去の体験をもとに最初からバーっと文章を羅列するだけで、問いを立てて意味づけまでできていなかったため、鬱憤としながら取り組んでいたんだなと感じました。
キーワードから挙げて、そこから深掘りしていく方法が自分にはとても合っているなと思いました。
出て来た価値観を内的キャリアに当てはめてみたら、これまで認識していなかったことも多々あってとても納得感ある自己分析ができました。
また、他の参加者の方と一緒に行うことで、自分もそう思っていたけど言語化できていなかった!その考えはなかった!などたくさんの考えに触れて、視野が広がったように感じます。
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一人ではできないような自己分析ができて貴重な経験ができたと思いました。
就職活動において自己分析は必要であるとわかっていながら、自分一人ではなかなか重い腰が上がらずできていなかったので、セミナー受講者の皆さんと取り組むことができてよかったです。
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本日は学びの多いセミナーをありがとうございました。
まず、自己分析や自分の中で言語化しきれていないものをまとめる際にキーワードを挙げることから始めるのはとてもやりやすい方法だと実感しました。
そして、これは自己分析をする上での障壁を減らすことにもつながると感じました。
やり方がわからないことも”自己分析ってめんどくさい”ということにつながると思うので、ぜひやり方を知る機会をほかの方にも知ってもらう機会を作りたいと思いました。
また、仕事を選ぶ際に情景を思い浮かべるといいというお話からも、
将来について考える際に自分のやりたいこと、できることは何かを考えるだけでなく、より包括的なイメージを持ったうえで選択していきたいと思います。
最後に、私はやりたいことが明確でなく、困っていたので、自分が続けていても苦にならないことは何かに焦点をあて、再度自己分析をしてみたいと思いました。
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次回は、12月16日(土)10:00−12:30で開催予定です。
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