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企業が就職活動が『始まる前』に出会う重要性|上山明新館高等学校 就職セミナー講師での気づき

高校生・大学生にどのように弊社のことを知ってもらおう

企業を知る過程ってどういう流れなんだろう、知らないなあ

志望企業はどのように探して、決定打はどこにあるんだろう。

新卒採用をされている企業さんで、そのようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

日常という眼鏡から、就職活動という眼鏡に掛け替えただけで実態を伴った存在に見えてくる

先日7月7日(日)8日(月)2日にわたって、上山明新館高等学校で、高校3年生向けの就職セミナー講師を須貝と桜田で担当させていただきました。

そこでとても驚いたことがありました。

生徒さんが実際に興味ある企業を3つあげ、求人票や公式サイトを見ながら、企業理念や先輩の声などを調べ、深堀りをするワークを実施しました。

初めに先生が求人票の見方をレクチャーをする時間があり、本当に無作為に一番初めに出てきた企業を例に説明したんです。

おそらく集まっていた生徒さんたちは初めて聞く企業で、今まで存在すら知らなかったはずの企業です。

その後、ワーク中に見て回ると、興味ある企業を3つの中に、先程例に出した企業をあげている生徒さんが何名かいらっしゃいました。

ただ求人票の見方を説明する例として挙がっただけの企業が、次の瞬間には興味ある企業の一つになっているということです。

 

高校生・大学生は今まで企業と全く接してこなかったのでしょうか。いえ、そんなことはないはずです。

通学の最中に道の両脇にたくさんの企業の看板を見てきたことでしょう。

休日には様々なお店で買い物をしたり、企業のサービスを受けたこともあったはずです。

それでも今までは風景、ただのサービスとしてしか捉えてこなかった企業たちが、日常という眼鏡から、就職活動という眼鏡に掛け替えただけで実態を伴った存在に見えてくるのです。

見えていたのに見えていなかった企業を、新たな視点で見た時に情報が多すぎてパンクし、何から見たらいいかわからず、とりあえず入ってきた情報から判断することになるのです。

つまり、ほんの数分でもじっくりと見た求人票が、更に数分後には今後長く勤めることになる企業の候補になり得るということに、なってしまいがちなのです。

また、生徒さんから話を聴くと、自分の先輩が入社した企業、両親に勧められた企業、そして企業見学会に出向いた企業をあげているとのことでした。

人生で初めて挑む就職活動、自分の興味の範囲から飛び出して企業を見るというのは難しく、視野を広げるのは容易ではないことです。

低学年時に何らかの形で出会い、記憶に残してもらう

企業ができることは何か、というと、

高校生・大学生が『就職』という転機を迎える前の、低学年時に何らかの形で出会い、記憶に残してもらうということです。

通学途中の流れる風景の一つではなく、転機が来た際に思い出してもらえるように、種を種を蒔いてはいかがでしょうか。

現在は低学年時からキャリア教育を実施している学校が多数あります。

まだ何もわからない1年生か、と引くことなく、高校生・大学生と話せる機会があれば参加することをおすすめします。

日常の眼鏡を掛けているとき、つまり就職活動前に親身に話を聞いてくれた企業のことは、悪いようには印象に残らないはずです。

就職活動の眼鏡に掛け直したとき、そういえば、雰囲気の良い企業さんがいたなと思い出してもらえれば、あなたの企業が高校生・大学生の志望校選びの基準になるかもしれません。

これは私の実感ですが、低学年時から関わりを持とうと以前から採用活動を変えている企業さんが、現在も継続的に新卒を採用できている印象です。

弊社でも、高校生・大学生と気軽にお話できるプログラムを準備していますので、お気軽にご相談ください。

参考リンク
ゆくゆく山形について

 

今回のセミナーについて

1日目
・グループディスカッション「会社はなぜ採用試験するのか」
・自己分析ワーク(4ステップ)
・応募したい企業について調べる
2日目
・昨日調べた企業についてグループ内共有
・志望動機を書いてみる
・志望動機をグループ内共有
・面接演習2回(2回目は動画撮影しながら)

志望企業も定まっていない状態でした。より視野を広げてもらうために、1日目は自分を知る、企業を調べるということに慣れてもらうこと、2日目は前日の調べた内容を元に実際に志望動機を書き、面接で話すということを中心に実施。特に履歴書や面接に関しては、何度も繰り返すことで仕上がっていくということを伝えました。

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