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就活・キャリア教育

天童高校103周年記念式典で記念講演をさせていただきました

キャリアカウンセラーの原田です。

2023年10月17日に天童高校の記念式典で講演をさせていただきました。

天童高校は歴史のある学校で今年103年周年とのこと。卒業生は累計で2万人弱だそうです。
現在の生徒は3学年合わせて、412名。
女性が7割、男性が3割。女性が多い学校です。
進学者が7割、就職者が3割。進学者がだんだん増えてきているようです。
高橋校長先生の話によると、「道」と部活動が強いそうで、今年は「弓道」「薙刀」「空手」で優勝したり、優秀な成績を収めたとのことです。

さて、講演ですが、あれこれ考えた上で、やはり「キャリア(career)」のことを話そうと思い、準備しました。
演題を「これから自分をどう育てるのか?」にしてみました。

2005年、06年、07年に生まれた在校生は、世に言う「Z世代」です。
自己承認欲求は強いものの、失敗したくない、周りから叩かれたくない思いが強い彼ら彼女に、どんな話し方をしたら良いか本当に悩みました。

事前準備として原田燿平さんが書いた『Z世代 若者はなぜ インスタ・TikTokにハマるのか?』(光文社新書)に目を通し、話し方を考えました。

体育館の壇上の演題でプロジェクトを使っての講演ですから、あれこれ考えてもやり方は決まっているわけですが・・・。
思いついたのが、一人ひとりに語り掛ける語り口です。
静かな声で、単調に、淡々と。
たくさんの問いかけに対しては、心の中で答えてもらうことにしました。
およそ講演らしくない、講演スタイルです。

伝えたかったのは、自分を知ること、そして体験から学ぶ事。
体験は成功体験ではなく、むしろ失敗体験が重要な事。
もとより、「失敗したくない」思いが強いZ世代ですから、なかなか自信のないことやどうなるか見通しが立たないことには手を出したがりません。
そこをなんとか一歩踏み出せるよにと話をしてきました。

1時間の講演を終えて、ステージをおり、生徒の横を通って歩いていると、アイコンタクトをって頭を下げてくれたり、拍手をしてくれる生徒が現れました。
何名かの生徒には、一つの「体験」として心にとめてもらえたのかもしれません。

「山形 ☓ じぶん」「働く ☓ じぶん」と問いかけて、山形で生きる意味や働いていく意味などを考えて、就職や進学といった新たな道の選択に役立ててほしいと思います。

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