知名度がない山形の中小企業が、学生に知ってもらう方法・2人に1人が「山形で働きたくなった」企業を体験するプログラム(芸工大松村教授主催)
採用マーケターの田中です。
新卒採用をしたいけど知名度がない、学生に自社を知ってもらうにはどうしたら良いかと日々悩まれている山形県の中小企業の採用担当者の皆様、いつもお疲れ様です。
以前、地方中小企業は新卒採用いつから動き出すと良い?学生が関心あるものとは? こちらの記事にも書きましたが、
『大手企業の採用枠が終わってから、落ちた人たちがまた就活始めるから、中小企業はそこを狙って』というのが中小企業の新卒採用の定石で、今もそのやり方はアリです。
しかし、売手市場の採環境の中、スタートが遅いと、『そもそも誰もいない』ということになりかねません。
早い時期に出会い、社風(給与・休日の条件じゃない部分、人柄、雰囲気)に触れてもらう機会を作ることが、必要ではないでしょうか?
決して、就職・転職活動を急かしたり、煽るということではなく、働くを含めた人生を応援する意味で、「知る」機会をいかに作れるかが重要です。
就職活動を本格的に迎える大学1・2年生が、知らなかった山形の企業を知った体験プログラム
今年度、東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科の松村茂教授が『学生の皆さんに変革する東北企業の実態を学生たちに知ってもらいたい』という想いで企画・実施した『山形の企業・業界体験プログラム2024』に、その想いに事務局の株式会社キャリアクリエイト(山形で学生のキャリア支援を行う)も賛同し、参画しました。
全てのプログラムを終えて、11月19日に報告会を開催。当日の様子は、山形新聞にも掲載されました。
学年別の参加者は、 既卒(1人)、4年(0人)、3年(6人)、2年(10人)、1年(6人)と、多くの学生が就活前の学生です。
参加後の学生アンケートでは、「『山形で働くこと』について気持ちの変化はありますか?」という質問に対して、2人に1人が『・山形で働きたいと思うようになった』と回答しました。
参画した光洋精機(長井市)さんは、体験プログラムの様子をネット上で公開しています。
報告会で感想を発表してくれた学生さんの感想です。
就職活動を本格的に迎える前に、「知らなかった企業を知れる」機会になりました。
カジュアルに会社を知れる・体験できる機会を
同社では、通年でプログラムの参加を受け付けています。
就活のためのインターン・オープンカンパニーだけでなく、
就職・転職活動を急かしたり、煽るということではなく、働くを含めた人生を応援する意味で、「知る」ことができる、会社の雰囲気をカジュアルに体験できる機会を、就活が本格化する前の時期から行なっていくことで、売り手市場の採用環境の中でも、中小企業を知ってもらう機会に出来ると言えそうです。
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